元来宗教には全く関心のない自分ですが、3-4年前から Alubomulle Sumanasara (アルボムッレ・スマナサーラ)長老の本を読んでいます。毎日せわしく生活をしているとひと時の休みが持てて、また自分のリセットができて非常に役立っています。特に役立っているのは、長老が説かれているどんな小さなことでもよいから人の役に立つことをしなさい、ただいただくばかりでは借金ばかりになるという話です。確かにちょっと立ち止まって考えてみると人様から頂くことが多いことに気づき始めました。わからないことや困ったときには知り合いに電話をするが調子のよいときは何もしない。そんなことが多々あります。その話を読んでから、献血、T ポイント、Yahoo募金寄付、あしながおじさんへの寄付、子供食堂への寄付など自分でお返しができることを実践することにしています。お返しといっても自分で決めたお小遣いの残りですのでそれぞれ数百円から2-3千円です。しかし続けるとなぜか「うれしい気持ち」になります。やはり長老の説かれている話は当たっているかなと考え始めています。また長老の本、「怒らないこと」では、自分の「怒り」は周りに伝染して悪い影響を与えることも説かれています。実際、自分が怒ったとき良い結果になることはほとんどなく、気まずさだけが残ります。最近、怒ることを抑えるようにしていますが、長老の説かれるように自分の弱いこと、苦手なこと、知らないこと、経験していないようなこと、自分のやり方が正しいと過信していて物事がうまくいかない場面に遭遇するようなとき、怒りがこみあげてくることに気づき始めました。自然体で接していれば怒りはでてきません。以前、友人から「大人は自然体」、「そんな静謐は強い」と聞いたことがありますが、確かにそうだなと最近感じています。長老はたくさん本を出版されていますがそれらの本の中でで好きなものは、「ブッダの教え 一日一話」、「怒らないこと」の2冊です。特に前者は毎日一話ずつ読めますし、さかのぼっても読めますので役立っています。また最近は Youtube、Amazon prime でも長老の話が聞けますので便利です。 でもなかなか「自分を変える気づきの瞑想法」の本の中に出てきている瞑想法などは元来怠け者の私には継続できないところです。しかしできることから始め、「今を大事に生きる」ように努めています。
最後に、「生きとし生けるものが幸せでありますように」